おさらい

■局 21ページでは、「一人の親の始まりから終わり」と書きましたが、単に「配牌から和了・又は流局まで」を示す事もあります。
■流局(りゅうきょく) 誰かがアガるか、誰もアガらないまま王牌以外の山がなくなった場合、その局を終了する事を言います。流局後は、よく牌をかき混ぜ(これを洗牌(シーハイ)と言います)、山を新たに積んで次の局へ移行します。
これについては、80〜83ページで詳しくご説明します。
■東一局(トンいっきょく) 麻雀のスタートは常に「東」からです。
全員に親番が廻るまでの最初の1週目を「東場(トンバ)」といい、起家の親番を「東一局」、次の人の親番を「東二局」、そのまた次の人の親番を「東三局」、そして4人目の親番を「東四局」と呼びます。
■風 ぶぼは風と聞くと真っ先にヒューイを思い出しますがそんな事は勿論全然関係ありません。
プレーヤーには必ず、東・南・西・北のいずれかが割り当てられるのですが、それらをまとめて「風」と言います。
局ごと(親が変わるごと)に風は変わります。
自分に関係のある風を牌を「風牌(フォンパイ)」と呼びます。
■場風(ばかぜ) 親番の最初の1週目は「東」という風です。これを「東場(トンバ)」と呼びます。
2週目は「南場(ナンバ)」に変わります。
これらは、全員に影響する風でして、まとめて「場風(ばかぜ)」と呼びます。
■自風(じかぜ) 自分だけに割り当てられた風を自風と呼びます。
■風牌(フォンパイ)
《一翻役》
場風・又は自風にあたる牌を3つ以上(刻子か槓子で)集めると、一翻です。
■門前(メンゼン)
《一翻役》
22ページでも出て来ました。正式名称は「門前清摸和」です。
ポンやチーなどせず、全てツモで揃え、且つアガり牌も自分でツモすると付く役で、一翻です。
面子の構成は自由です。
麻雀を覚えたての内は、コレを目指して手を作りましょう。
■断公九(タンヤオチュウ)
《一翻役》
2〜8の数牌のみで構成した役で、一翻です。
この条件を満たせば、面子の構成は自由です。
鳴き(ポンやチーをする事)で作っても認める場合を「喰いタン有り」、鳴きを認めない場合を「喰いタン無し」といいます。その場のルール次第ですので確認しましょう。
最近は喰いタン有りが多いでしょうか?喰いタンを認めると、アガるスピードがぐんと速くなります。
■一盃口(イーペイコウ)
《一翻役》
同じ種類の牌で、全く同じ順子を2つ揃える役で、一翻です。
コレ以外の面子の構成は何でもOKです。但し、門前であることが条件です。
この役と関係ない所の鳴きでも、一度でも鳴いてしまえば一盃口はつきませんのでご注意を。
上の漫画ですと、「四萬・四萬・五萬・五萬・六萬・六萬」と揃っているところが一盃口です。
■ツモの場合は… ロンが振り込んだ人の完全一人払いなのに対し、ツモは全員から点数を徴収です。
親にツモられた場合は、点数を3人の子で3等分して払います。
子がツモった場合は、アガった分の点数を4で割り、親:子:子=2:1:1の割合で分割して支払います。
3900点の様に4等分できない点数は、最低単位を100として、4等分出来る点数まで切り上げますので、その点でツモった人はちょっとだけお得です。
上の漫画の場合ですと…
3900を4000に切り上げ→ 4000÷4=1000 →親は1000×2=2000、子は1000の支払い…と言う訳です。 
■高目 二つ以上の待ちがあった時、最も得点が高くなる方を言います。
上の例ですと、待ちは三・六万。三万の方でアガるとタンヤオのみですが、六万でアガればタンヤオ+一盃口…となりますね。この場合、六万をツモる事が「高目」をツモる、という訳です。
■親カブリ 上記の理由から、親は子にツモられてしまうと、他の子よりも2倍の点を支払う事になりますので、非常に痛いです。
これを「親カブリ」と言います。
東一局からコレをやられると、心が折れます。